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木を切る

2012年12月8日

益々寒さが厳しくなる季節。


田んぼの一角は、冬の間ずっと日が当たらないので、雪が溶けません。


そんな中、今日はわがやの雑木林で、木を切る作業です。
これは、椎茸の原木になります。どの木を倒すのか、どの方向に倒すのか、どうすれば、うまく切れるのか・・・長年林業に携わっていらっしゃるトシオさんから色々教えて頂きながら、切っていきます。
木は高さがあるので、そんなに太い木でなくても、倒れる時の衝撃はかなりのものです。倒す方向を間違えれば、身に危険が及びます。細心の注意を払わなければなりません。

今の時期に木を倒し、2月位に玉きりします。そして、山から家の近くまで木を運び、植菌します。これら一連の作業は全て手作業のため、一年で一番力を使う作業です。
そして、2年程で椎茸が生えてきます。気の長い仕事です。

畑とは違う山の植物を活用できるのは、中山間地域の農業の特性です。もちろん、農業だけでなく、それは昔から生活の中にも多く浸透していました。必要な木を切り、それを火のもととするなど、自然の恵みを大切に活用してきています。
今は田舎の人も、多くを電気に頼っていますが、山と共に暮らす私たちは、もっとそれを有用にいかしていきたいという思いも強く持ちました。田舎での暮らしのスタイルも、少しずつ理想に近づけていける冬にしたいです。

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