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大雪の降る1月

2018年1月24日

今週は極寒で、本格的な雪が降る日々です。今日は日中もマイナス気温。

雪の重みで傾く南天。


雪が積もり、枝にも雪が乗ると、花が咲いたようで美しく感じます。北海道にいた時から雪には慣れていますが、雪が積もったばかりの景色は大好きです。そして、柔らかい新雪に足を踏み入れるのも好きです。


雪が降った後は、色々なところから音がして、木々や家の屋根から雪が落ちてきます。

すっかり寒くなって、家の中に籠っていますが、1月の3連休には奈良の吉野で開催された井口和泉さんの発酵の合宿に参加させて頂きました。和泉さんから色々な発酵のお話を伺ったり、色々な発酵のお料理、発酵させたものを使った展開料理もたくさん教えて頂きました。
清酒発祥の地、正暦寺の「菩提酛清酒祭」に酒母仕込みを見に出かけたり、水酛仕込みの花巴でおなじみ「美吉野酒造」さんに見学に行ったり、と本当に濃い3日間を過ごしました。
家に帰って、頂いた100ページにわたるテキストを読み返しながら、色々教えて頂いた料理を作り、自分の生活の中へ少しずつ取り込んでいるところです。
そんな楽しかった一時を少し思いかえしてみます。


これは水キムチ。この展開料理として、獅子頭鍋もすごく美味しかったです。家で作って食べると、ずっと体がとてもポカポカしました。


豆乳ヨーグルトは時々作りますが、そのまま食べる以外の使い方があまりわからず、、、だったのですが、今回料理への色々な使い方を教えて頂き、とても参考になりました。
煮干しを豆乳ヨーグルトに漬け込み、それに粉をつけて揚げたものも簡単ですが、とても美味しい。


乾物の海藻を豆乳ヨーグルトで戻してサラダに。


一つ一つはとても簡単ですが、発酵させて、色々な調理法で頂くと、とっても満足できます。


正暦寺の「菩提酛清酒祭」では、年に一度の菩提酛仕込みの様子を見ることができました。ここでできた菩提酛をそれぞれの蔵元が持って帰り、それぞれの酒を醸造するそうです。
酒母タンクに、水と生米、正暦寺の山中で発見された天然の乳酸菌を加えてそやし水を作るそうで、このかまでお米を蒸している時、甘酸っぱい香りが広がりました。


蒸しあがったお米を広げて冷ましている様子。そして、蒸米と麹をそやし水の入った酒母タンクに入れます。
室町時代からの酒造りを、一度廃れた後にもう一度復活させたというのはすごいことだなと思いました。


今は、お米のとぎ汁を使った水キムチを、畑にある材料で仕込んでいます。
身近なもので楽しめる色々な発酵。
今年は、色々な学びを一つ一つ、自分の日々の暮らしに丁寧に向き合って取り入れて楽しんでいきたいと思っています。

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