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イノシシの罠を仕掛ける

2019年2月2日

寒さが身にしみる2月となりました。
12月に取得した狩猟免許。先日ようやく狩猟登録をし、今季の狩猟期間は残りわずか・・・

蝋梅の花はいい香り。

今日はいつもお世話になっている猟師さんが、イノシシの罠のかけ方など、色々と教えて下さいました。色々な罠があるようですが、一番安全なタイプで猟師さんが色々と工夫して作っている罠を分けて頂きました。
まずは山を歩き、イノシシの走りをチェックします。イノシシは同じところを通る傾向があるようで、毎日通っている場所が道にようになります。そう思って見ないと、道には見えないですが・・・
最近よく使っているイノシシの道に罠を仕掛けます。
まず一つ目は、猟師さんが見本を見せてくれました。
穴を掘り、パイプを埋め込みます。このパイプをイノシシが踏み、足が落ちるとワイヤーが足を拘束する仕組みです。竹を組んだ台ですが、これをどのくらいの重みで落ちるようにするかも一つのポイントです。大きなイノシシをとりたい場合は、頑丈なものにするそうです。
ホオノキの葉をのせ、土をかけます。この時、石や枝などをのせないように。石などがあると、イノシシはそこを避けて歩くそうです。
その穴の上に、ワイヤーを設置します。ワイヤーの手前のパイプの中はバネです。その先は近くの木に結びます。この輪っかの中に足が入り、その下の穴に足が落ちると、バネが外れてワイヤーの先の輪っかが締まるようになっています。このパイプがずれないように固定します。
そして、ワイヤーやパイプが見えないように、落ち葉などで覆います。
写真のまっすぐ奥に続く道がイノシシの走りです。
元のようにして、できるだけ目立たないようにします。自分でももうどこだったかわかりません・・・そして、どこにかけたのか、他の人にもわかるように札をつけます。
今日は猟師さんの縄張りの中で、よく捕獲できる場所を選んで頂き、5箇所に設置しました。
「まずは経験」と言って頂き、道の中でどこが良いかを考えながら4箇所は自分たちで仕掛けてみました。どうなるか楽しみです。
少しずつイノシシの習性なども理解していきたいです。
夕方、ようやく5箇所設置を終えた私たち。その間に猟師さんは自分の罠をチェックしに行かれていました。そして、戻ってきて、「ちょうどよいサイズのメスがかかってた!これから撃ちにいって皮を剥ぐ!」と。私たちはまたの機会に、それも教えて頂くことにしました。
猟師さんはタフです!

先日は山で、シイタケ栽培用の木を切りました。倒す方向など、ようやく少し自分たちの思うところに倒せるようになってきました。
木を切る仕事はいつも緊張しますが、とりあえず、無事に切ることができ、ホッと一息です。

しばらく木を乾燥させて、キノコの菌を植えていきます。
冬は山仕事も多いですね。イノシシのことを教えて頂いたことで、今までとは違った視点で山を見ることができて楽しみが増えました。

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