苗作りをしていると、色々と発見があります。
下の2枚の写真、この2つの違いは何でしょうか?
上の写真は、ほとんど虫の被害を受けることなく、すくすくと成長した苗です。
下の写真は、発芽すると同時に双葉に虫がつき、小さな苗の葉は穴だらけ。それでもなんとかここまで大きく育ってくれました。
他の苗でもこのような違いがでているものがあります。特に購入した種でこのようなことが多くあります。私達のやり方では、農薬や化学肥料を使用せず、種の力でじっくり苗を作る栽培なので、よりはっきりとこの違いがでる気がします。
私は、その種がどのようにしてできたかの過程の違いによるのではないかと感じています。
色々な要因があるとは思いますが、種の持つエネルギーの差が大きいと感じています。それが、肥料や農薬の偏ったバランスで育てられたものなのか、整ったバランスで育ったものか・・・。
偏ったバランスで育てられた植物の種は、多くはその苗を育てるのにもやはり化学的肥料や農薬を要するようになるのではないかと思います。
逆に、自家採種を繰り返し、その土地に合った品種を作っていくことが、よい作物を育てることに繋がっていくことを強く感じます。考えることの多い苗作り。苗用の土作りも課題の一つです。
少しずつよい苗作りを目指し、精進していきたいと思います。
No Comments