日本ではあまり見ることのない西洋野菜を一部ご紹介。
根セロリ(和名:カブラミツバ)は、地上部は日本で使うセロリのようで、根の部分が肥大し、この根の部分を食します。フランスでは煮込み料理で頂きました。
香りはセロリですが、煮込み料理に使うとマイルドな香りで、食感はジャガイモのようでとても美味しかったです。育ててみたい西洋野菜の一つです。
昨年、種を播いてみたのですが、芽がでませんでした・・・
この野菜を上手に育てる有機農家の方に栽培法をききました。なかなか発芽しない、とにかく水分を必要とする植物のようです。今年はこの美味しさがわかったので、頑張って育ててみます。
パースニップは、白いニンジンのような見た目です。昨年栽培しましたが、食してみると今まで食べたことのない味で、どう調理するのだろう・・・と思った野菜の一つです。スープにしたり、ローストにしたりして食するようで、どこのマルシェでも見かけました。フランスのパースニップは、人参よりだいぶサイズが大きく感じました。
ポロネギは、日本のネギを想像していたのですが、実際見ると、かなり違っていました。
まずは葉。日本のネギの葉(緑の部分)は空洞で、この部分も食します。しかし、ポロネギの葉は空洞ではなく、ニラのような感じで、あまり緑の部分は食さないようです。そして、生よりは、煮込み料理に使われます。
私も栽培しているのですが、「これはネギではない?」と思っていた疑問が解決できました。品種によって白い部分が長い品種と短い品種があるようです。
日本では白い部分を長くするために土寄せという技術がありますが、フランスでの技も教えてもらいました。
根を食するフェンネル。葉も魚の香り付けなどで使われます。
アンディーブ。これは軟白栽培の技術が必要。
カルドン。フランスでもあまり見かけませんでしたが、灰汁が強い野菜とききました。
わが家の畑のカルドン。種とりでもしてみようかな・・・
アーティチョーク。
左のキャベツがサボイキャベツ。これは生で食べると美味しくないですが、煮込み料理にするととっても美味しいとききました。
真ん中はロマネスコ。飾ってもよいような不思議で美しい模様です。
ローリエやタイムを束にしたブーケガルニもよく使われます。
時期的に根ものが多かったですが、他にも色々な野菜がありました。
日本でいう菊芋は、フランスではトピナンプールとよばれ、いくつかの品種がありました。
育ててみたいと思った野菜、育て方がわかった野菜・・・マルシェを歩くだけでも色々学ぶことがありました。
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