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開墾畑

2011年7月3日


まだ蝉の鳴き声は聞こえませんが、畑の中に蝉の抜け殻があります。もう少ししたら、蝉の大合唱が始まるのでしょう。夏を感じます。

 今年の1月より、40年放置された原野の開墾を始めました。木とササが生い茂ったところで、木を切りササを刈り・・・その後は少しずつ鍬で畝を作りながらササの根との格闘の日々で、時間の大半をこの開墾に費やしてきました。

 とりあえず畝作りは途中ではありましたが、春蒔いた色々な植物の種から、ササの中でも作物が育ち始めています。この土地は、土にとても力があるように思います。長年の間に、木が生え、秋に葉が落ち、それが養分となり草木が成長するというリズムができ、それが今も続き、蒔いた種が芽生え、成長していっているように感じます。
 私は毎日、ただ畑を見て、伸びていくササを刈る、それ以上のことをする必要のない畑。毎日作物の生長が楽しみです。畑作りとは、作物を作ることではなく、土の中の微生物やミミズのような動物のバランスよく住める環境を作り出すことなのではないか、と思う日々です。


 そして、ようやく、梅の収穫を始めました。自然栽培の梅です。5本の木のうち、2本目の収穫です。大きく熟した実は、桃のような香りがします。梅干し用、煮梅用、梅シロップ用に、梅の仕込みを始めました。

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