私が農業を始めたいと思ったのは、北海道長沼の二人の農家の方に出会ったから。
北海道に帰省する度に、長沼に行ってエネルギーを頂いています。
二人のうち一人は、果樹農家さん。サクランボ、ブルーベリー、プルーン、リンゴなど、果樹を中心に広大な面積で栽培されています。
今はリンゴの収穫期の終わり頃。広大な果樹園では、木にりんごがたわわになっています。
木箱は収穫したリンゴでいっぱいです。そのリンゴは、ほどよい酸味と甘みのバランスで、北海道の大地の香りと味がしました。
北海道の農業は、日本の中では大規模農業。景観的な魅力も、北海道農業の特徴。
政府は、農地の集約化・大規模化を推進しますが、世界の更に広大な農地を見れば、そこに日本の農業の未来があるとは思えません。日本の農業の未来について、その果樹農家の方の考えをいろいろと伺いました。
そして、70代半ばのそのご夫妻がこれから考えられていることは、「癒しの森」を作ること。病気を経験され、老人医療と農業のかかわり方についても色々考えられています。
もう一人の恩師、今は亡きタマネギ農家さんは、畑にいながら世界を語る方で、本当にすごい人だと思っていました。今生きていらっしゃれば、きっとこれからの日本の農業の進むべき道を的確に示された方だと思います。
農業を目指した原点にたち、そのきっかけを作ってくれた方々に思いをはせながら、これからの自分の進む道を考えた北海道帰省となりました。
明日、岡山に戻ります。
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