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新しい挑戦

2016年12月21日

今年の新しい取り組みとして、一つの耕作放棄地を借りました。
山からの水のみが入る段々の田んぼ。川の水を使わず、自然農でできる田んぼを探していて、まさに理想と思った場所でした。

その場所で、「女性が一人でできる田んぼ作り」をテーマに、田んぼの会を開催しました。地元の仲間を中心に、10人の女性が集まりました。耕作放棄地をどのように田んぼに戻していくのか、私も試行錯誤しながら、みんなで助け合って田んぼ作りをしました。
ずっと育てたかったもち米、この地域で作られていたヤシロモチを育てることにしました。稲の苗作りに始まり、畦作り、水路作り、獣対策の柵張り、夏は2週間に一度の草刈り・・・
それぞれ忙しい中、みんな時間を作って、しっかりと稲と向き合ってくれました。


7月の稲の様子。

よい場所はしっかりと分けつしました。

9月にはみんなで、稲わらでいいそをない、10月に稲刈り、11月に足踏み脱穀機を使って脱穀。
そして、ついに12月、自分たちで育てたもち米でお餅つき!


一晩浸水したもち米。虫の被害もほとんどなく、とてもきれいな米。10人の思いがこもったお米です。


かまどで蒸し、餅つき機でついて、みんなで手で丸めました。とてもよいお餅になりました。
仲間の作ってくれた美味しいあんこ餅も。おばあちゃんからあんこの包み方をみんなで学びました。
お正月は自分たちの育てた稲から作ったお餅を、家族で頂ける幸せ。


お昼はお赤飯で。

私にとって、とても学び多き時間となりました。ご一緒頂いた皆様、本当にありがとうございました。
みんながいたから、ここでの米作りの第一歩を踏み出すことができたのだと思います。
この冬に、水の流れ作りなどやることがいっぱいですが、一つ一つ来年に向けて頑張っていきたいと思います。この田んぼがこれからどうなっていくのか、私も楽しみです。

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