除草剤を入れていない私たちの田んぼには、見事に雑草が生えました。
一度は、除草機で稲の間を除草しましたが、まだまだ元気に雑草が伸びています。米作りの指導して下さっているトシオさんには、「田んぼに雑草が・・・」と絶句されています(汗)
ようやく先日より、田んぼを這うようにして、田の草取りを開始しました。稲の苗の周りを手でかいて、稲の周りの雑草をとります。小さいものは水に浮かせ、大きい雑草はある程度溜まったら足で田の中に穴をあけてそこに埋めます。
稲の周りを手でかくことで、根に酸素が入り、分けつによい効果をもたらすようです。
それにしても、なかなか根気のいる作業ですが、おたまじゃくしが足下を泳いでいたり、水田の水の温かさを感じながらの作業は楽しくもあります。雑草のヒエは、稲のような顔をして稲のそばに生えているので、たまに区別つかない時もあります。(写真中央はヒエです。)
他の除草剤入りの田んぼは、ほとんど雑草が生えていません。草取りの労力を考えると、除草剤の開発がどれ程効率化に寄与したか知れません。しかし、それにより失ったものもあるのです。
それを一つずつ拾い出してみることも、私にとっては大切な作業です。
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